NGOのホワイトバンド評
ホワイトバンドをやっていた特定非営利活動法人「ほっとけない世界のまずしさ」が、今年10月に解散する。G-CAPは世界的には継続しているので、日本ではどこが引継ぐのかまだ決まっていないそうだ。とっくの昔に終わってしまった感のあるホワイトバンドだが、今はそういう状況である。
今回はNGOの方からホワイトバンドの評価をちょろっと聞く機会があったので、それをご紹介する。
まず、成果の確認。
- ホワイトバンドは450万本売れた。金額にして14億。
評価。よいところ。
- やり方によってはNGOが自己資金を獲得できるんだという事例になった。
- 資金繰りの苦しいアドボカシー系NGOの貴重な収入になった。
- アドボカシー系NGOは政策提言とかをするので、企業から資金をもらう事が難しいのだ。
わるいところ。
- 売れ行きに反してホワイトバンドが伝えられた事は少なかったんじゃないか。
- キャンペーンの土台のない日本で、いきなり外の資金(OXFAM)で活動を進めたのはどうなのか。
世間的にはもう過去の事かもしれないけれど、日本の国際協力NGOは、こういう経験を積み重ねて発展していくんだろうねたぶんね。