iBookのHD容量増加、バックアップ環境を検討する。

自宅のiBookのディスクがいっぱいになってきた。バックアップもとってないので、この辺をまとめて改善する計画を立てる。


ウチの環境はこんな感じ。

(ADSL回線)--[ADSLルータ]--(LAN)--[Airmac Express] )) (無線LAN) (( [MAC]


検討ポイントは以下の通り。

  • メインのデータをどこに置くか。
    • 内蔵ディスク(交換して大容量に)
    • NASiBookは家の中で移動させて使ってるので、外付けHDDは候補からはずす。)
  • バックアップをどう取るか。
    • 外付けHDDにTimeMachineで。
    • NASにiTimeMachineで。
    • RAID化してバックアップ取らない。
  • NASの遠隔電源制御、自動化。

そして、これらをどう組み合わせるかがキモ。以下、要素ごとに見ていく。

■内蔵HDDの巨大化。


もともとのHDDが55GBくらいなので、これをでかいのに換える。
交換サービスがあるので、これを利用するのが手っ取り早いんじゃないか。
http://6902.teacup.com/ibook_hdd/shop/01_01_01/HDD250GB_ibook/
交換作業+HDD移行サービス付きで、21,000円。
自力で交換することも出来るけど大変らしい。
http://ult.riise.hiroshima-u.ac.jp/~nagato/?iBook%A4%CE%A5%CF%A1%BC%A5%C9%A5%C7%A5%A3%A5%B9%A5%AF%B8%F2%B4%B9
交換用ディスクは、今のiBookで使ってるディスクを参考にして選ぶと確実。
macの画面の左上のりんごマークから「このMacについて」→「詳しい情報」→システムプロファイラのATAを選ぶと機種がわかるので、その名前で検索してスペックを調べるといい。
メーカー、インタフェース、回転数ぐらいを揃えれば安全なんじゃないかと思う。
ウチのは東芝製、4200rpm、Ultra-ATA100だったので、その条件で調べたら最大で100GBのしかなかった。7,000円。
価格.com - 東芝 MK1031GAS ATA100 (100G 9.5mm) 価格比較
東芝縛りをなくしたらとかが良さそう。Western Digitalの250GBで9,000円。前出のHDD交換サービスでも使ってるみたいだから、実績的には大丈夫っぽい。
価格.com - WESTERN DIGITAL WD2500BEVE (250GB 9.5mm) 価格比較
データ移行するには古いHDDをFirewireでつなげればいいらしい。とすると、2.5インチHDD収納可能Firewire対応ケースが必要。これは5,000円くらい。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/cat_38974453_56096630_4218110_34408596/45792611.html

NASにメインデータを置く。

(ADSL回線)--[ADSLルータ]--(LAN)--[Airmac Express] )) (無線LAN) (( [MAC]
                 |
               (LAN)
                 |
               [NAS]

こういう環境で、たとえばNAS上にiTunesのライブラリがあっても問題なさそう*1なので、メインで使うデータが無線LAN経由で使うNAS上にあっても大丈夫っぽい。
普通のNASなら500GBで2万くらいからある。

電気代

メインデータ置き場として使う場合、NASは基本的につけっぱなしで使うと思うけど、それで電気代が大丈夫か心配。
シンプルな500GBのNASを1月つけっぱなしにすると、だいたい300円弱くらいになるらしい。
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-hgl/#rendo
つけっぱなしが嫌なら、PCの起動停止と連動して電源制御できるNASがいい。詳しくは後で書く。

タイムラグが心配

NASの起動に時間がかかると、それまでそこのデータが使えないで待たされることになる。たとえばiBookを閉じてNASが落ちて、また開けたときにMacはすぐ起動するけどNASが起動するまで時間かかって動かしっぱなしだったiTunesがエラー、なんて事になる気がする。

■外付けHDDにTimeMachineでバックアップ。


うちのiBookはよく家の中で動かして使うので、外付けHDDが常時接続されているとじゃまっくさい。なので、接続するだけでこっそりバックアップしてくれるのがいい。
LeopardのTimeMachineならそれができるみたい。
ただの外付けHDDなら500GBで13,000円くらい。

NASにiTimeCapsuleでバックアップ。

TimeMachineは有線の外付けディスクやTimeCapsule、AirDiskにはバックアップをとれるが、NASにはとれない。iTimeMachineはそれを無理矢理可能にするフリーソフト
ネットワークドライブでバックアップ·iTimeMachine MOONGIFT
バックアップだけに使うなら、NASを常時上げておく必要はなくて、バックアップの開始/終了に合わせて電源ON/OFFが出来ればいい。あとで詳しく書く。

RAID化してバックアップを取らない。

NASをRAID1でミラーリングして、バックアップを取らないことにする。といっても、内蔵ディスクの領域はバックアップ必要で、それはNAS上に取る。あと、ハードウェア障害には対応できても、間違って消したりデータが壊れたりといったところには対応できない。
RAID対応のNASは、たとえばバッファローのLinkStationで、500GB 38,000円。1TBって書いてあってもそれはRAID0で組んだ時の容量だからご注意!

価格.com - バッファロー LinkStation LS-WH1.0TGL/R1 価格比較
交換用ディスクが25,000円。ちょう高い。
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/49495681.html


安く上げたいなら玄人志向RAID対応NASケースという手がある。

http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1031
12,000円。
価格.com - 玄人志向 GW3.5MX2-SLAN/CB 価格比較
3.5インチのSATAディスクが、500GBで8,000円くらい。トータル28,000円。
設定は大変そう。設定レポートがあった。
玄蔵Duo NAS購入 Act1:スペック編 俺趣味最前線(仮)/ウェブリブログ
あと、うるさいらしい。ファンを交換して静音化した記事があった。
http://nicchan.cside.com/blog1/archives/2008/02/duo.html

NASの電源遠隔制御、自動化

使ってないのにNASの電源が入っているとなんかむかつくので、電源のON/OFFを遠隔で、出来れば自動でやりたい。が、それをやるにはNASの機種ごとに方法が異なる。

LinkStationの場合。


バッファローのLinkStationにはPC電源連動機能がついてるのがある。NAS Navigator2という付属ソフトを使う。WindowsはもちろんMACもOS 10.3.9以降なら使える。
NAS Navigator2について
PC起動時にこのソフトが起動して、そこからNASが起動される。終了は同じなので、PCとの電源連動はこれだけでOK。
また、このソフトを手動起動にしておいて、使いたいときにソフトを起動、終わったら終了という使い方も出来る。
MacならOS起動時にこのアプリを起動、一定時間経ったら終了ということをAutomatorかなんかで自動で出来るんじゃないか。
Windowsでは、ソフトでなくてサービスでやってるようで、このサービスの起動停止で、NASを連動させて動かせる。こちらもタスクスケジューラで起動時にnet startコマンド、waitを一定時間くらい入れてnet stopさせる。
これでバックアップの時にだけ電源ONっていうのができる。
価格.com - 『PC連動AUTO電源機能』 バッファロー LinkStation LS-W1.0TGL/R1 のクチコミ掲示板
500GBで2万。

LANDISKの場合。


IO-DATAのLANDISKを使う場合、WindowsPCを使ってるならフリーソフトのRemote Powerを使えば電源のON/OFFが出来る。
Remote Power
あと、LANDISKはwol(wake on lan)に対応している。このパケットは、対応機種に送信することで、そいつを起動させることのできるもの。今回はPCからNASに送信して電源を入れる。
第38回 「Wake On LANでLANDISKを遠隔起動させる」
mac用のwol送信ソフトは、たとえばこのへん。
スリープしている Mac を LAN 内の他の Mac から起こす方法 | うどん県ウェブディレクター日記
遠隔で電源消す方法はわかんなかった。
こちらも値段は同程度。

■組み合わせ検討

  1. 内蔵DISKの巨大化+外付けHDDにバックアップ
    • 一番確実に実現できる。
    • 34,000円。
    • 定期的にバックアップ用外付けDISKをつなぐのが手間。
    • 通常使用時の動作は快適。
  2. 内蔵DISKの巨大化+NASにバックアップ
    • 実現したら一番快適。通常時もバックアップ時も。
    • 42,000円。
    • バックアップに合わせたNASの電源制御の組み込みが手間。出来ないかもしれない。
  3. メインデータをNASに置く+NASRAID
    • 38,000円。
    • 電気代は毎日16時間使用するとして月300円。
    • NAS起動時のタイムラグがあると通常使用時イラつく。


結論は出ません。できれば2.で行きたいけどどうしような。

*1:NASにあたる部分にwindowsPCをつなげて、その上のmp3ファイルをmacで再生してみたら遅延しなかった。