押井守『立喰師列伝』はおもしろがり方がよくわからなかった。☆2つ。
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立喰師というのは、喋りで丸め込んだりなんだりで無銭飲食をするカタギじゃない職業で、押井監督の創作。この映画は戦後間もなくに生まれ様々に変質しながら現代まで続くこの職業を、そしてその核心である立喰師たちの活動を、民俗学の観点からまとめあげた研究成果である、という体をとっているバカ映画。
でもあんまり笑えず。
研究成果という体をとるとエンターテイメント性に欠けるからか。
外食産業とフランチャイズ方式の発展による立喰師の変質といった、時代背景と立喰師の絡みは面白かった。
フランクフルトの辰が寺田克也なのもよかった。