実家が振り込め詐欺に遭い、さらにウチまで狙われそう。

母が振り込め詐欺に引っかかり、その後僕の家まで狙われそうな具合になってきた。

  • 環境

僕:会社員26才。妻と2人暮らし。
実家:北海道在住。両親2人暮らし。

  • 経緯

4月の初旬の昼頃に実家に電話。実家には父一人。
犯人「おれおれ」
父「ああ、佑介か?」
犯人「してやったり!」
この電話ではそれだけ。


同日20時頃、再度実家に電話。母が応対。
犯人「携帯変えて電話番号わかんなくなったから教えて欲しい」
母、祖母の家と仕事先の電話番号を教える。
母「仕事は終わったの?」
犯人「うん。今は家」
母「妻さんは?」
犯人「妻は買い物に出てるよ。」
母「こんな遅くに?」
犯人「もうすぐ戻ると思う」

  • この時点での母の印象。
    • 妻のことを呼び捨てにしているので変だと思った。(僕は普段は〜さんと呼んで愛しています。)
    • こんな夜遅くに一人で買い物に行かせて危ないと思った。(実際はたまにコンビニに行ったりしています。)
    • ひどい鼻声だったから、僕の鼻炎がひどくなったと思った。(子どもの頃からアレルギー性鼻炎を患っています。)
    • いつもよりなんだかやさしいなと思った。(いつもつっけんどんな態度を取ってすみません)
    • 総じて、変だと思うも別人だと疑うことはなかった。


翌日午前中、母の仕事場に電話。
母「あんた、仕事中じゃないの?」
犯人「いや、実は・・・」
犯人が語った事情は、以下。

  • 友人の借金の保証人になった。
  • 友人が逃げ借金を肩代わりしなければならない。
  • 自分でも用意しているが90万ほど足りない。
  • すぐに返さなければ会社に電話すると脅されている。
  • それで気が気じゃなくて仕事も手につかない。
  • 妻には内緒にしておいて欲しい。

母、振込先を確認していったん電話を切る。


母、僕の携帯に電話をかける。
僕は電波の届かない場所で仕事中だったため、「おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか〜」というアナウンス。「この電話番号は、現在使われておりません」じゃなかったので、変えたはずの電話が止まっていないことを認識。
さらに振込先が個人名義なことにも疑問を抱き、犯人に電話。
母「あんた、電話止まってなかったよ」
犯人「実は2回線にしてるんだ」
母「振込先は個人名義だけどこれでいいの?」
犯人「今そういう業者もあるんだ」

  • この時点での母の気持ち。
    • 結婚式の蓄えがあるんだから、それくらいのお金がないのは変。(犯人は蓄えは使っちゃったと謝罪した。)
    • 電話回線や振込先の名義もおかしい。
    • でも、それで仕事に手がつかないのが一番の問題。
    • なんだか弱ったような声でかわいそうだった。


そして、指定された口座に90万ほど振り込む。


同日午後、母から妻、弟などに相談が行き、どうも振り込め詐欺っぽいぞということになり警察に相談。
警察「たぶん振り込め詐欺だけど、いちおう息子さんに確認とってもらえますか?」
母、僕に電話するも、相変わらず電波の届かないところにいたため連絡つかず。


同日夜、留守電を聞いた僕から母に連絡して振り込め詐欺確定。
警察の見解は以下。

  • たぶん組織的にやっているところ。使われた口座や電話番号も、もう引き払われているはず。
  • 振り込んだお金は戻ってこないよ。
  • 簡単に振り込んだので、今後同じ業者から狙われる可能性があるから注意して。


ここで一区切り。
ここまでで業者に引き出された情報は、

  • 実家関係の電話番号
  • 僕の名前
  • 僕が既婚であること


そして約一ヶ月後の今日、誰かから実家に電話。父が対応。
?「佑介さんに荷物を送りたいんですが、東京都杉並区まではわかるんですが、それ以外の住所がわからなくて」
僕は最近引っ越したばかりで、父は、ああそれならと最新の住所をアパート名まで教える。

  • 父の推理。
    • きっと母が佑介になにか送ったんだろう。
    • この時期だとカニに違いない。(地元はカニが名産品です。)
    • 待てよ、佑介はカニが嫌いだ。
    • じゃあさっきの電話はおかしい。
    • このあいだの振り込め詐欺の奴らなんじゃないか!

そして母に相談、簡単に住所を教えたことを怒られる。


そんな連絡が先ほどありました。
今後考えられる展開としては、ウチに壷売りや布団売りが来たり、架空請求の封筒が舞い込んだり、ウチの住所から手紙が実家に送られたりというところか。


今回の電話は、もしかしたら振り込め詐欺と関係なく、こういう経緯かもしれない。

  1. 僕がwebで本名、出生地(雄武町)と現住所(杉並区)を晒した。
  2. 犯人が名字と出生地から、実家の電話番号を探し当てた。
  3. 犯人が僕の現住所をネタに、詳細な住所を聞き出した。


そうだとしたら申し訳なく存じます。特に母に怒られた父に。