Kino Iglu でウディ・アレン『世界中がアイ・ラブ・ユー』をみた。
キノ・イグルーは、シネクラブで、色々なカフェやイベントスペースでプロジェクターで映画を上映する。映画のイメージにあわせたお菓子や料理を、カフェの人やフードコーディネーターの人に作ってもらって出す。そんなイベントを時々やっている。
今日は経堂のカフェ『Cura』で、ウディ・アレンの『世界中がアイ・ラブ・ユー』だった。ウディ・アレンの映画は初見。
『世界中がアイ・ラブ・ユー』はミュージカル・コメディで、アメリカのお金持ち一家が馬鹿なことをするのを笑う映画。別にバカばっかりいるわけじゃなくて、恋に落ちやすい娘とか、ロマンチックに一生懸命な婚約者とか、よく失恋する前夫とか、極右の息子とか、ちょっと個性の強い方々が、その主義にそってるけど一般的に見たらおかしな行動を、おもしろおかしく毒入り。
ミュージカル映画と言えば最近シカゴを見たけど、これみたいにゴージャスではない。普通のシーンですんなり歌って踊り出してまたもとに戻る。こういうのが普通のミュージカル映画だよね。
ワイン飲んでお菓子食べながら見たせいもあるだろうけど、とても楽しい気分になった。
以下、上映後の、キノ・イグルー有坂さんのお話。
- ウディ・アレンは、役者にはミュージカル映画だと教えずに契約し、その後歌やダンスの練習をさせた。これは役者にミュージカルを理由に断られることを避け、また上手ではなくとも役者のにじみ出るような歌や踊りが欲しかったから。
- 基本的に歌はすべて役者本人が歌っているが、唯一ドリュー・バリモアのみ映画でつかえないほど残念な歌だったため、吹き替えられている。
- 有坂さん個人の話で、監督という存在に目を向けるきっかけになったのがウディ・アレンの映画だった。映画をよく見るようになった当初は、ジュリア・ロバーツ、メグ・ライアン、ブラッド・ピットなど役者を追いかけて見ていた。ウディ・アレンの映画を見てはじめて、それを撮っている監督が気になった。
- 有坂さんの話その2。ウディ・アレンの映画は大好きで、全部3回くらい見てる。
- 今ウディ・アレンの最新作『タロットカード殺人事件』もやっているので、気が向いたら見てみてください。
ウディ・アレンの好きさ加減を話す有坂さんが照れていてかわいらしかった。超好きなのがよく伝わる。
僕が監督に目覚めたのはたぶんリュック・ベッソンか北野武だったと思う。両方とも見なくなった。
キノ・イグルーのHPはこちら。
http://kinoiglu.at.infoseek.co.jp/
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