マイベストソング 2013

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉

Second Show!
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わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS わか from STAR☆ANIS ふうり from STAR☆ANIS すなお・わか・ふうり from STAR☆ANIS
ランティス (2013-01-30)
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prism spiralですね。アイカツ楽曲では1期感動の最終話を支えたカレンダーガールはもちろん、美月さんの野心を歌い込めたMove on now!、5人の仲の良さに温かい涙の流れるfashion check!、たまごっちOPなどの名曲があり、アイカツ以外でもレジーナにドキドキを与えたまこぴーのこころをこめて、ヒロ様を絶望の淵に追い込んだカズキ先輩のFREEDOM、しゅつどうだーーーーーー!!!!!!のしゅつどう!ロボカーポリーと粒ぞろい、おっと今回のキャンペーンのロゴでアイカツ楽曲以外の話をするのはいけない。くわばらくわばら。

prism spiralはステージ曲としては不遇といえば不遇で、5,7話で使われた頃はまだCGが荒削りだし56話ではファッションショーという事でこもったような強烈なエフェクトがかかってテレビ壊れたかと思った。それでもこの曲を推すのは、

いくつもの キラキラを
散りばめて My friend
光れ

このフレーズですよ。このMy friendがいちごちゃん個人のことを指してるのは明白な事実で、親友であり大ファンのアイドルを応援するあおいちゃんの思いを200%表現している。プリリズでべるさまの初プリズムライブ(大惨事にならない方)でわかにゃんの叫んだ「いっけー!」に匹敵する熱がこもってる。

さて、この曲はステージ曲としては不遇と書いたが、ストーリーとステージと歌詞とが一体となった幻の52話の話をしよう。

幻というのは、51話を見終わった私の脳内でのみ放送された話だからだ。

51話のあらすじ

いちごちゃんが渡米してから1年、日本のアイドル業界は突如開校したドリームアカデミーが席巻していた。そんなある日、ドリアカとスターライトの初の対決ステージが組まれる。先攻のドリアカ代表の大型新人アイドル音城セイラちゃんは星座アピールを成功させ、観客の度肝を抜く。スターライト代表のあおいちゃんは、負けたら織姫学園長が引退するというプレッシャーを受け、いちごちゃんを妄想して精神の均衡を保つのであった。

そして対決当日、スタン・ハンセンのような服を来たいちごちゃんが突然の帰国。イッツミー!

52話

いちごちゃんの登場に動揺するドリアカ切ってのやり手プロデューサー冴草きいちゃん。未挑戦の星座アピールについても、いちごちゃんは「できちゃうかも」と特有のポジティブさで受け止めている。セイラちゃんは半ば挑発する形でいちごちゃんに挑戦を迫り、星座カードを突き出すが、その手をすっと抑えたのはあおいちゃんだった。

「スターライト学園の代表は私よ、音城セイラちゃん」

遠巻きに見つめていた織姫学園長が思わず霧矢、と声を上げる。これまであおいちゃんが見せたことのない、強い意志を感じたからだ。

「あおい、どうしたの?」

あおいちゃんの様子がおかしいことに、いちごちゃんも気づく。1年間の空白も、二人の間に影を落とすことはない。

「ごめん、いちご。今回のステージはどうしても譲れないの」

「あおい……うん!わたし、全力で応援するね!」

あいおちゃんは照れたような笑顔を返すと、織姫学園長の前へ行く。

「学園長、ごめんなさい!」

「知られちゃったのね。いいわ、思い切りやってごらんなさい。それに、勝負はやってみなければわからないわ」

顔を上げようとしないあおいちゃんの背を優しく叩く。床にひとつぶの雫が落ちたが、二人以外は気づいていないようだ。ようやく顔を上げ、みんなの方を振り向いたあおいちゃんの顔に、陰りはなかった。


FUTURING GIRLのドレスでステージに望むあおいちゃん。当然ながら星座アピールは出せない。

だが、これでよかった。これしかなかった。


♪ ミラクルをよりどりみどり カッコつけた星たち キラリ

(いちごは1年間、アメリカでアイカツがんばってきた。話を聞かなくても、今日のいちごを見ればわかる)

♪ キュンとしてる真昼の月と マワル 踊る

(でもわたしも、1年間、何もしなかったわけじゃない)

♪ 見つけたよロマンス 気づいた瞬間

(ドラマに、映画に、ファッションショー、いちごがいない間、がんばってきたんだよ)

♪ とっておきの キラキラを

(わたしもアイドルとして、成長したんだよ!)

♪ 振りまいて My Soul 光れ!


楽屋でいちごちゃんの胸に飛び込み、あおいちゃんは泣き崩れた。

「あおい、とってもいいステージだったよ」

そっと背中をさするが、あおいちゃんは応えることができない。

「そうよ、霧矢。負けはしたけど、素晴らしいステージだった。誇りに思うわ。あなたをスターライト学園の代表に選んでよかった」

「でも、でも……」

※ここでBGM: 伝説のアイドル・マスカレード via. TVアニメ『アイカツ! 』オリジナルサウンドトラック アイカツ! の音楽!! 01

「星座ドレスがなかった。今回の負けは、それに尽きるわ。霧矢、あなたのせいじゃない。私たちスターライト学園は、もっとあなた達が輝ける場所になる必要がある。私もアイカツ、休んでいられないわね」

「えっ!それじゃあ……」

あおいちゃんの問に、ウィンクを返す織姫学園長。

「もう、あおいったら赤ちゃんみたい」

いちごちゃんの胸の中で、あおいちゃんは暫く泣き続けた。