ローカル環境Linux(32bit Windows)

ゼロからはじめるwebアプリケーション開発チュートリアルシリーズです。
Windows環境固有の問題に悩まされないため、あらかじめローカルでLinuxが動かせる環境を作ります。
Windowsの32-bit OSを使っているのなら、andLinuxで手軽にLinux環境を動かすことができます。
andLinuxは、coLinuxと、Ubuntuと、Xmingのパッケージです。よくわかんないっすね。

UbuntuカーネルcoLinuxを使ってWindows上で動かして、XmingGUIも使えるようにしたもの、という認識でOKだと思います。

andLinuxをインストール

インストールは、この手順を参考に実施しました。
ダウンロード時間を除いて、30分くらいかかります。
もっと簡単にcoLinuxを。andLinuxのインストール手順 - UNIX的なアレ
IPアドレスの変更はしていません。


インストールが完了したら、teratermSSH接続します。
SSHでの接続時には、インストール時に指定したユーザーを使用します。
接続後、rootユーザーのパスワードを設定します。

$ sudo passwd root

これ以降、管理者権限が必要なコマンドは、sudoで実行するので、sudoができるユーザーを指定します。
suでrootユーザーになって、visudoコマンドで、sudoができるユーザーを指定します。

$ su -
# visudo

viみたいなエディタが起動するので、最終行に以下を追記します。

%username ALL=(ALL) ALL //usernameは、andLinuxインストール時に指定したユーザー

ドライブの容量拡張

andLinuxは、初期設定で割り当てられるドライブの容量がちいさいです(2GBくらい)。足りなくなる前に、あらかじめ拡張しておくことをオススメします。
手順はこちら。
たまにCygwinを立ち上げるみなさまへ:andLinuxとてもお勧め。 - 発声練習
私の環境では、上記手順のあと、andLinux上で以下のコマンドを叩く必要がありました。

$ sudo resize2fs /dev/cobd0

apt設定

aptは、パッケージ管理システムです。ubuntuなどのDebianLinuxが採用しています。
コマンド一発でパッケージのインストールができます。


事前に、apt-getがダウンロードしにいくミラーサーバを指定します。

$ sudo vi /etc/apt/source.list

以下の1行を追記します。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free

他のミラーサーバについては、こちらをご参照ください。
Debian JP Project - ミラーサイトについて


2011/11/21追記
Ubuntuアーカイブを見てみると、andLinuxのベースになっているjaunty(9.04)がないんです。
http://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/
Ubuntuのサイトを見ると、確かにjauntyは、2010/10にサポートが切れてるんですね。
Ubuntuとは | Ubuntu Japanese Team
がっくりきなこ。
どうするかというと、2択なんですが、

  • 別なアーカイブサーバからjauntyのレポジトリを取得する。(ローカルだからとりあえず動けばいいよ派)
  • andLinuxの中のubuntuをアップデートする。(ちゃんとサポートされてるバージョンで動かしたいよ派)

今回は手っ取り早く、上の手順をご紹介します。
手順といっても、レポジトリの設定を変更するだけ。

$ sudo vi /etc/apt/source.list

リポジトリの設定を、以下の設定に書き換えます。

deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty main restricted universe multiverse
deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty-updates main restricted universe multiverse
deb-src http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/ jaunty-updates main restricted universe multiverse

参考:[Ubuntu] apt-get updateでエラー(404 Not Found)が出たときの対処法 · DQNEO起業日記
追記ここまで


インストール後に、update、upgradeをおこないます。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

upgradeが、結構時間かかります。30分くらい。たまに問い合わせがあるので、全部Enter押していきます。


upgradeが完了したら、perlbrewのインストールに使用する、curlコマンドをインストールします。

$ sudo apt-get install curl