マイベストソング 2013

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉

Second Show!
Second Show!
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わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS わか from STAR☆ANIS ふうり from STAR☆ANIS すなお・わか・ふうり from STAR☆ANIS
ランティス (2013-01-30)
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prism spiralですね。アイカツ楽曲では1期感動の最終話を支えたカレンダーガールはもちろん、美月さんの野心を歌い込めたMove on now!、5人の仲の良さに温かい涙の流れるfashion check!、たまごっちOPなどの名曲があり、アイカツ以外でもレジーナにドキドキを与えたまこぴーのこころをこめて、ヒロ様を絶望の淵に追い込んだカズキ先輩のFREEDOM、しゅつどうだーーーーーー!!!!!!のしゅつどう!ロボカーポリーと粒ぞろい、おっと今回のキャンペーンのロゴでアイカツ楽曲以外の話をするのはいけない。くわばらくわばら。

prism spiralはステージ曲としては不遇といえば不遇で、5,7話で使われた頃はまだCGが荒削りだし56話ではファッションショーという事でこもったような強烈なエフェクトがかかってテレビ壊れたかと思った。それでもこの曲を推すのは、

いくつもの キラキラを
散りばめて My friend
光れ

このフレーズですよ。このMy friendがいちごちゃん個人のことを指してるのは明白な事実で、親友であり大ファンのアイドルを応援するあおいちゃんの思いを200%表現している。プリリズでべるさまの初プリズムライブ(大惨事にならない方)でわかにゃんの叫んだ「いっけー!」に匹敵する熱がこもってる。

さて、この曲はステージ曲としては不遇と書いたが、ストーリーとステージと歌詞とが一体となった幻の52話の話をしよう。

幻というのは、51話を見終わった私の脳内でのみ放送された話だからだ。

51話のあらすじ

いちごちゃんが渡米してから1年、日本のアイドル業界は突如開校したドリームアカデミーが席巻していた。そんなある日、ドリアカとスターライトの初の対決ステージが組まれる。先攻のドリアカ代表の大型新人アイドル音城セイラちゃんは星座アピールを成功させ、観客の度肝を抜く。スターライト代表のあおいちゃんは、負けたら織姫学園長が引退するというプレッシャーを受け、いちごちゃんを妄想して精神の均衡を保つのであった。

そして対決当日、スタン・ハンセンのような服を来たいちごちゃんが突然の帰国。イッツミー!

52話

いちごちゃんの登場に動揺するドリアカ切ってのやり手プロデューサー冴草きいちゃん。未挑戦の星座アピールについても、いちごちゃんは「できちゃうかも」と特有のポジティブさで受け止めている。セイラちゃんは半ば挑発する形でいちごちゃんに挑戦を迫り、星座カードを突き出すが、その手をすっと抑えたのはあおいちゃんだった。

「スターライト学園の代表は私よ、音城セイラちゃん」

遠巻きに見つめていた織姫学園長が思わず霧矢、と声を上げる。これまであおいちゃんが見せたことのない、強い意志を感じたからだ。

「あおい、どうしたの?」

あおいちゃんの様子がおかしいことに、いちごちゃんも気づく。1年間の空白も、二人の間に影を落とすことはない。

「ごめん、いちご。今回のステージはどうしても譲れないの」

「あおい……うん!わたし、全力で応援するね!」

あいおちゃんは照れたような笑顔を返すと、織姫学園長の前へ行く。

「学園長、ごめんなさい!」

「知られちゃったのね。いいわ、思い切りやってごらんなさい。それに、勝負はやってみなければわからないわ」

顔を上げようとしないあおいちゃんの背を優しく叩く。床にひとつぶの雫が落ちたが、二人以外は気づいていないようだ。ようやく顔を上げ、みんなの方を振り向いたあおいちゃんの顔に、陰りはなかった。


FUTURING GIRLのドレスでステージに望むあおいちゃん。当然ながら星座アピールは出せない。

だが、これでよかった。これしかなかった。


♪ ミラクルをよりどりみどり カッコつけた星たち キラリ

(いちごは1年間、アメリカでアイカツがんばってきた。話を聞かなくても、今日のいちごを見ればわかる)

♪ キュンとしてる真昼の月と マワル 踊る

(でもわたしも、1年間、何もしなかったわけじゃない)

♪ 見つけたよロマンス 気づいた瞬間

(ドラマに、映画に、ファッションショー、いちごがいない間、がんばってきたんだよ)

♪ とっておきの キラキラを

(わたしもアイドルとして、成長したんだよ!)

♪ 振りまいて My Soul 光れ!


楽屋でいちごちゃんの胸に飛び込み、あおいちゃんは泣き崩れた。

「あおい、とってもいいステージだったよ」

そっと背中をさするが、あおいちゃんは応えることができない。

「そうよ、霧矢。負けはしたけど、素晴らしいステージだった。誇りに思うわ。あなたをスターライト学園の代表に選んでよかった」

「でも、でも……」

※ここでBGM: 伝説のアイドル・マスカレード via. TVアニメ『アイカツ! 』オリジナルサウンドトラック アイカツ! の音楽!! 01

「星座ドレスがなかった。今回の負けは、それに尽きるわ。霧矢、あなたのせいじゃない。私たちスターライト学園は、もっとあなた達が輝ける場所になる必要がある。私もアイカツ、休んでいられないわね」

「えっ!それじゃあ……」

あおいちゃんの問に、ウィンクを返す織姫学園長。

「もう、あおいったら赤ちゃんみたい」

いちごちゃんの胸の中で、あおいちゃんは暫く泣き続けた。

BOPビジネスの本まとめ

ボランティアやってるとこで勉強しようかみたいな話になったので。
紹介文やレビューからまとめてみる。ちなみに全部読んでない。

BOPとは

ベイス・オブ・ザ・ピラミッド(英語: base of the pyramid)は、世界の中で、所得が最も低いが人口では多数を占める層である。ボトム・オブ・ザ・ピラミッド (bottom of the pyramid) と同義。いずれもBOPまたはBoPと略す。主に、未開拓の市場という意味合いで使われる。
国際金融公社 (IFC) と世界資源研究所 (WRI) は2007年、購買力平価で年間所得が3000米ドル未満をBOP(ベイス・オブ・ザ・ピラミッド)と定義した。この層の人口は約40億人で世界人口の約72%、購買力換算での市場規模は5兆ドルで日本1国のそれにほぼ等しい(いずれも2007年当時)。
最近はボトム・オブ・ザ・ピラミッドと呼ばず、ベイス・オブ・ザ・ピラミッドを用いることが多い。この層を新たな顧客・ビジネスパートナーとするBOPビジネスが2009年より日本でも注目を浴び始めている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89

バイブル的なの

ネクスト・マーケット[増補改訂版]――「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略

概要:

  • 途上国の貧困層向けビジネスは、先進国でのそれとはやり方がことなる
  • 貧困問題は、真っ当なビジネスをやれば解決できる

前半がBOPビジネスの内容、後半が事例という構成。
治安やインフラが十分でない地域にはアプローチ不可とも。

目次:

Part 1 序論
企業と貧困――この5年間で変わったグローバル経済のルール

Part 2 知られざる巨大市場
1 経済ピラミッドの底辺に眠る市場
2 BOP市場におけるイノベーション
3 世界規模のビジネスチャンス
4 富を創造する経済エコシステム
5 市場を機能させる条件
6 社会を変革する経済開発

Part 3 CEOからの手紙
各界リーダーはBOPをどう見ているか

Part 4 ケーススタディ
1 ジャイプール・ラグズ――農村を組み込んだグローバル・サプライチェーン
2 カザス・バイア――信用販売でBOPの「消費力」を高める
3 セメックス――貯蓄プログラムを通じて住宅を供給する
4 ヒンドゥスタン・ユニリーバ(1)――ヨード欠乏症と闘うマイクロ起業家
5 ヒンドゥスタン・ユニリーバ(2)――官民連携で手洗い習慣を推進する
6 ジャイプール・フット――生きる希望を与える義足
7 アラビンド・アイ・ケア・システム――すべての人に世界レベルの眼科医療を
8 ICICI銀行――マイクロファイナンスが経済全体を変える
9 ITC eチョーパル――貧しさゆえの制約をネットワーク力で打破する
10 EIDパリー――市場を開放するインターネット・キオスク
11 ボクシーバ――25億台の電話とインターネットで感染症を防ぐ
12 E+Co――BOPの起業家を支援しエネルギー問題を解決する
13 アンドラ・プラデシュ州政府――eガバナンスが生んだ社会変革

Part 5 ビデオクリップ(付録CD-ROM)

未来をつくる資本主義[増補改訂版]――世界の難問をビジネスは解決できるか

具体的事例を交えて先進的な多国籍企業NGOの事例を使って、BoPにおける組織、マーケティング、戦略と幅広いトピックについて分かりやすく説明している。

ネクスト・マーケット』と並んで紹介されているが、どちらかというと企業の視点寄りな印象。
2012年発売の全面改訂、新章追加版で、今回まとめた本の中では一番新しい。

目次:

■第1部 世界を俯瞰する
プロローグ ポスト危機時代の資本主義
第1章 企業責任からビジネスチャンスへ
第2章 衝突に向かう世界
第3章 持続的価値ポートフォリオ

■第2部 環境保護を超えて
第4章 環境技術と創造的破壊
第5章 ボトムアップ型のイノベーション
第6章 ピラミッドを底上げする

■第3部 土着化する
第7章 活動領域の広い企業へ
第8章 土着力を身につける
第9章 イノベーション戦略を再埋め込みする
第10章 持続可能なグローバル企業をつくる
エピローグ 未来を見据えて

日本人の書いた本

BoPビジネス戦略 ―新興国・途上国市場で何が起こっているか

BoPビジネス戦略 ―新興国・途上国市場で何が起こっているか
野村総合研究所 平本 督太郎 松尾 未亜 木原 裕子 小林 慎和 川越 慶太
東洋経済新報社
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大丈夫。野村総研経済書だよ。

本書では野村総合研究所の気鋭のメンバーが、日本企業向けに、世界の社会的課題解決型のビジネス事例を示し、新興市場の経済成長をチャンスに結びつけるための具体的な方法を解説する。

日本の事例+日本企業が成功するためのノウハウなど。

 本書の中でとりわけ参考になると思ったのは、第2章の最終節で語られているチェックリストである。BoPビジネスに成功するためのノウハウが簡潔にまとめられている。
・現地の社会問題(MDGsで定義されている8つのグロバール・イシューなど)を解決する性能・品質を備えていること
・デザイン面では、直感で理解できること、現地生産保守ができること、現地に適正な技術レベルであること
・現地で受け入れられ、現地サプライヤーの利益が確保でき、継続性を維持できる価格設定であること
・先進国での考え方をゼロにして、現地のニーズを徹底的に理解すること
・現地やステークホルダーへ収益機会の提供、権限委譲、技術移転をし、現地の発展をともにすること
・現地で信頼されている人材の活用、バリューチェーンを補完できる組織とのパートナーシップ、現地人材の能力向上などを考慮すること

目次:

第1章 BoPビジネスの定義と意義
1 BoPビジネスとは何か
(1)BoPとは何か?
(2)BoPビジネスとは何か?
2 BoPビジネスの意義と可能性
(1)BoP層・地域社会にとってのBoPビジネスの意義
(2)企業にとってのBoPビジネスの意義
(3)各ステークホルダーの変化とそれぞれにとってのBoPビジネスの意義
第2章 BoP層の実態とBoPビジネスの事例
1 BoP層の実態
(1)消費者・仕事の担い手としてのBoP層
(2)BoP層の製品・サービスに対するニーズの特徴
(3)BoP層を取り巻くビジネス環境の変化
2 BoPビジネスの事例と特徴
(1)BoPビジネスの発展を支える三大要素
(2)日本企業に見る萌芽事例
(3)セクター別にみる欧米企業の先進事例
(4)BoPビジネスの創造に向けたチェックリスト
第3章 企業のグローバル戦略としてのBoPビジネス
BoPビジネスの戦略
(1)企業がBoPビジネスに着目する背景
(2)BoPビジネスで出遅れている日本企業
(3)経営陣の意識改革による“企業存続投資”の遂行
(4)新興国・途上国市場進出を成功させるための組織能力
(5)BoPビジネスを担う人材の条件とその確保方策

BOPビジネス入門―パートナーシップで世界の貧困に挑む

BOPビジネス入門―パートナーシップで世界の貧困に挑む
菅原 秀幸 大野 泉 槌屋 詩野
中央経済社
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大学の先生著。
日本企業の事例や、途上国での官民連携など。

プロローグ

Part1 BOPの基本理解―今までのビジネスとは何が違うのか
第1章 なぜいま、BOPビジネスなのか
第2章 開発からBOPビジネスをみる
第3章 BOPビジネスが組織を変える

Part2 BOPビジネスのケース―パートナーシップをいかに作るか
第4章 すでに挑戦してきた日本の企業
第5章 新たに挑戦を始めた日本の企業
第6章 開発プロジェクトをBOPビジネスにつなげる

エピローグ

出してるところが面白い

世界とつながるビジネス――BOP市場を開拓する5つの方法

世界とつながるビジネス――BOP市場を開拓する5つの方法
国連開発計画(UNDP)
英治出版
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国連(UNDP)が出してる。
UNDPが実施したBOPビジネスの事例紹介とその分析。
レビューを見ると、あまり深みはなさそうな感じ。

目次:

1 すべての人に価値をもたらす―利益と幸福を生むビジネスチャンス(ビジネスチャンスは貧困削減のチャンス
インクルーシブビジネスの制約要因)
2 BOP市場開拓の5つの戦略(製品とビジネスプロセスを貧困層に適応させる
市場の制約を取り除くために投資する
貧困層の強みを活かす ほか)
3 ケーススタディ―インクルーシブビジネス実例集(伝統的なアグリビジネスを変革(ブラジル)
貧しい農民のためのコンピュータ(中国)
衛生的なトイレを作って不可触民を解放(インド) ほか)

アフリカBOPビジネス―市場の実態を見る

JETROが出してる。
レビューがないので目次以上のことがわからず。

目次:

第一部 BOPビジネス@アフリカ
 第1章 BOPビジネスとは何か
 第2章 アフリカにおけるBOPビジネスとCSR
 第3章 アフリカにおけるBOPビジネスの考察
第二部 BOPペナルティーと商品提案
 第4章 ナイジェリア
 第5章 エチオピア
 第6章 ケニア
 第7章 タンザニア

BOPの本じゃないけれど

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える
アビジット・V・バナジー エスター・デュフロ
みすず書房
売り上げランキング: 31,545
開発経済学の本。
サックス(『貧困の終焉』)やイースタリー(『傲慢な援助』)に比べてミクロな現場レベルに寄った話題が多い。
小さな実験を繰り返して施策に反映していくのはリーンスタートアップっぽい。
あと山形さんの訳書だから面白そう。

目次:

はじめに

第1章 もう一度考え直そう、もう一度
貧困にとらわれる?

第1部 個人の暮らし

第2章 10億人が飢えている?
本当に10億人が飢えているのか?
貧乏な人々は本当にしっかり十分に食べているのか?
なぜ貧乏な人々は少ししか食べないのか?
だれも知らない?
食べ物より大事
結局、栄養摂取による貧困の罠は実在するのか?

第3章 お手軽に(世界の)健康を増進?
健康の罠
なぜこれらの技術はもっと利用されないのか?
十分に活用されない奇跡
健康改善願望
お金をドブに捨てる
みんな政府が悪いのか?
健康追求行動を理解する
無料は無価値のあかし?
信仰?
弱い信念と希望の必要性
新年の誓い
あと押しか説得か?
ソファからの眺め

第4章 クラスで一番
需要供給戦争
需要ワラーの言い分
条件付き補助金の風変わりな歴史
トップダウン型の教育政策は機能するか?
私立学校
プラサム対私立学校
期待の呪い
幻のS字曲線
エリート主義的な学校制度
なぜ学校は失敗するのか
教育の再設計

第5章 スダルノさんの大家族
大家族の何が問題か?
貧乏人は子作りの意思決定をコントロールするのか?
セックス、制服、金持ちおじさん
だれの選択?
金融資産としての子供
家族

第2部 制度

第6章 はだしのファンドマネージャ
貧乏のもたらす危険
ヘッジをかける
助け合い
貧乏人向けの保険会社はないの?
なぜ貧乏人は保険を買いたがらないの?

第7章 カブールから来た男とインドの宦官たち
貧乏人に貸す
貧乏人融資のやさしい(わけではない)経済学
マクロ計画のためのマイクロ洞察
マイクロ融資はうまくいくのか?
マイクロ融資の限界
少し大きめの起業はどうやって資金調達を?

第8章 レンガひとつずつ貯蓄
なぜ貧乏な人はもっと貯蓄しないのか
貯蓄の心理
貯蓄と自制心
貧困と自制心の論理
罠から抜け出す

第9章 起業家たちは気乗り薄
資本なき資本家たち
貧乏な人のビジネス
とても小さく儲からないビジネス
限界と平均
起業はむずかしすぎる
職を買う
よい仕事

第10章 政策と政治
政治経済
周縁部での変化
分権化と民主主義の実態
権力を人々に
民族分断をごまかす
政治経済に抗して

網羅的な結論にかえて

最底辺のポートフォリオ ――1日2ドルで暮らすということ

最底辺のポートフォリオ ――1日2ドルで暮らすということ
ジョナサン・モーダック スチュアート・ラザフォード ダリル・コリンズ オーランダ・ラトフェン
みすず書房
売り上げランキング: 359,104

本書は、バングラデシュ、インド、南アフリカ共和国の3国で暮らす最貧家庭の家計に現れたお金の流れを丹念な聞き取り調査を行ったものをまとめたものです。

南ア部分は元ケープタウン大学講師が書いてる。

目次

第1章 貧困者のポートフォリオ
第2章 骨の折れる日々
第3章 リスクに対処する
第4章 こつこつと積み上げる――まとまった資金を作る方法
第5章 お金の値段
第6章 マイクロファイナンス再考――グラミン II ダイアリー
第7章 よりよいポートフォリオ
付録1 ポートフォリオの裏話
付録2 ポートフォリオ抜粋

はポチった。

は図書館で借りる。とりあえず上の1冊から。

named_spec.rb を書いてみたら、直後にbe_resolvable.byが実装されてた。

serverspecDNSサーバの設定をチェックするnamed_spec.rbを書いてみた。
ら、直後にbe_resolvable.byが実装されてたので書き換えた。
テスト項目はこんな感じ。

  • bindパッケージのインストール
  • named自動起動設定
  • named起動してるか
  • 53, 953ポートをlistenしてるか
  • 設定ファイルの文法チェック
  • 自身にdigで問い合わせて期待した結果が返ってくるか
  • be_resolvable.byを使う
    • localhostにnslookupで問い合わせて結果で判定する

コードはこちら。

require 'spec_helper'

describe 'bind' do
  it { should be_installed }
end

describe 'named' do
  it { should be_enabled   }
  it { should be_running   }
end

describe 'port 53' do
  it { should be_listening }
end

describe 'port 953' do
  it { should be_listening }
end

describe 'named-checkconf /etc/named.conf' do
  it { should return_exit_status 0 }
end

describe 'resolv' do
  context 'topecongiro.com' do
    it { should be_resolvable.by('dns') }
  end
  context '-type=mx topecongiro.com' do
    it { should be_resolvable.by('dns') }
  end
end

digの結果をgrepで絞ってるのが美しくない感じです。
be_resolvable.byのおかげで美しくなりました。
使う前のコードはこれ。

describe 'dig @127.0.0.1 topecongiro.com | grep -A1 "ANSWER SECTION:" | tail -n1' do
  it { should return_stdout 'topecongiro.com.	86400	IN	A	49.212.173.211' }
end

describe 'dig @127.0.0.1 topecongiro.com | grep -A1 "AUTHORITY SECTION:" | tail -n1' do
  it { should return_stdout 'topecongiro.com.	86400	IN	NS	ns1.topecongiro.com.' }
end

describe 'dig MX @127.0.0.1 topecongiro.com | grep -A1 "ANSWER SECTION:" | tail -n1' do
  it { should return_stdout 'topecongiro.com.	86400	IN	MX	10 topecongiro.com.' }
end

引いたIPまでチェックするならこっちだけど、そこまでテストする必要があるのかはアレ(判断できない)だ。

Postfixの認証設定

Postfixの認証設定なんですが、どうすべきかわかりにくかったので、ここにまとめておきます。

しかし、どういうわけか、変な試行錯誤をしてしまって、おかしな設定に落ち着いてしまってるユーザを、よく見かけます。
http://d.hatena.ne.jp/obache/20080812/1218590863

とういうことなので、以下の設定とか認識も間違いがあればご指摘いただければ幸いです。

  • 今回使ってるパッケージのバージョン

どういう状態にするか

  • SASLでSMTPに認証機能を持たせる(SMTP-AUTH)
    • 認証機能を持たせるには、SASLライブラリが必要
      • SASLライブラリ Cyrus-SASL と Dovecot SASL の2種類がある(今回はCyrus-SASLを使用)
    • 経路を暗号化するのでSASLの認証方式はPLAINでOK
    • ユーザ管理はOSのユーザと共用にするので、認証メカニズムはshadow
  • SSLで経路を暗号化する
    • パスワード、メール本文共に暗号化した経路で送信する

SASLの設定

  • 導入するパッケージ
    • cyrus-sasl
    • cyrus-sasl-devel
    • cyrus-sasl-lib
    • cyrus-sasl-plain


パッケージは必要な認証機構に合わせて導入する。平文で十分ならPLAINとか、パスワードを暗号化するならCRAM-MD5とか。

わけがわからないからと、全部入れてしまっては、また混乱してしまいます。なぜなら、インストールされたプラグインは、すべて自動的に認識されるのですが、インストールしたものについては、それなりの設定をしてやらねばらなず、また、思いがけない認証が有効になってしまっていて、セキュリティ上の穴が発生してしまうかもしれないからです。
http://d.hatena.ne.jp/obache/20080812/1218590863

ということで、不要なパッケージは入れない方が良い。

  • /etc/sasl2/smtpd.conf
pwcheck_method: saslauthd
mech_list: plain

PLAIN認証を使うので、pwcheck_method では saslauthd を選択。で、mech_list では使用する認証方法に plain を選択。

  • /etc/sysconfig/saslauthd
#MECH=pam
MECH=shadow

saslauthdの設定。認証メカニズムはデフォルトでpamなので、shadowにする。
この辺、規模の小さいメールシステムだったらこれでよい気がするけど、管理するユーザ数が増えてくるなら、別の認証機構、メカニズムを選択した方が良さそう。

smtpd_sasl_auth_enable = yes
smtpd_sasl_type = cyrus

続いてpostfix側の設定。saslを有効化して、使用するパッケージとしてcyrusを指定。


設定はここまで。このあとsaslauthdとpostfixを起動してやる。
メーラー上は以下の設定にするとメールが送れる。

  • 接続の保護:なし(STARTTLSもSSL/TLSも選択しない)
  • 認証方式:平文のパスワード認証


ただしこの状態だと、パスワードが平文*1でネットワークを流れるのでよろしくない。
テスト時にはOSのパスワードを一時的に変えておいた方がよろしいかと存じます。

SSLの設定

今回はオレオレ証明書で。
Dovecotを構築しててもう作ってあるなら、それを使えばよい。
なければOpenSSLで作る。
手順はコチラをご参照。
OpenSSL でオレオレ証明書を手っ取り早く作成する方法 - WebOS Goodies
出来たものは適当に配置。

smtpd_use_tls = yes
smtpd_tls_cert_file = /etc/pki/tls/certs/mail-server.crt
smtpd_tls_key_file  = /etc/pki/tls/private/mail-server.key

TLSを有効にして、証明書の場所を指定。
ちなみにここまでの設定だと、STARTTLSで動く。
SMTP over SSL でセッションの最初からSSL通信を行うには、続いて以下の設定を行う。

smtps     inet  n       -       n       -       -       smtpd
  -o smtpd_tls_wrappermode=yes
  -o smtpd_sasl_auth_enable=yes
  -o smtpd_client_restrictions=permit_sasl_authenticated,reject

コメントアウトを外すだけと思いますが、上から、

    • smtpsでの通信を有効にする
    • Outlook Express, Outlook用の設定、詳細は知らない
    • SASL認証を有効化
    • SASL認証出来るクライアントからの接続を許可、他は拒否


設定はここまで。
reloadしてやると、メーラー上からは以下の設定でしかメールが送れなくなってるはず。

  • 接続の保護:SSL/TLS
  • 認証方式:平文のパスワード認証


手元のThunderbirdだと、接続の保護:なしの際には、認証方式で平文のパスワードを選ぶと(安全でない)との表記がついてたけど、SSL/TLSにするとそれが消えた。

うまくいかなかったら


サーバのメールログを見るべし。デフォルトだと /var/log/maillog 。大抵エラーの理由が書いてあるし、わからなければそれでググれば解決するよ。

*1:厳密にはBASE64エンコードされてるけど可逆なので同じこと

パップカフェに行ってきた

ごはんかいじゅうパップ』は、日本のテレビアニメ作品。アニメ番組「キャラうた」の第1弾。本編が1本30秒の作品のためCMと勘違いされることが多いが、れっきとしたアニメ番組である。
ごはんかいじゅうパップ - Wikipedia


みんな大好きアニメ番組のパップですが、番組表に載らないので見るのが大変ですよね。僕も東京MXの番組を録画したらCMを飛ばさずパップチェックしてます。
そんなパップのカフェが期間限定でオープンしてたので、最終日に行ってきた。
http://www.mxtv.co.jp/pap/1211papcafe.html
原宿のラフォーレとかあるトラフィックが大きくてスループットの低い道を進むと、

こぢんまりとお出迎え。

3Fまで階段を上ると顔出しが。

店内に入るとキュウスケが!

壁にはパップがパウチられてる。

別の壁には原画?というかパップのアニメの動きの全てでもあろうよ。

メニューとパウチられてるランチョンマット。かわいい。

パッププレート。おにぎりはメンタインとチリメンザンショ、揚げギョウザーン(本編には宇都宮のギョウザーンが出てるので、その親戚的な)、ご当地おかずかいじゅうの存在をパップに伝えたイカニンジン、具だくさんのケノシルドン、旅のお供にキュウリのキュウスケ。
メンタインは食べれないので抜いてもらった。

店内ではずっとパップの映像が流れてて、女性二人組が秋の実り編は泣けるとか、こどもが時々歌ったりしてた。僕と相席になったパンパパのティラミス風を頼んだ男性は、パンパパの映像をじっくり見てた。

お会計カウンター。パップとコレジャナイロボのザリガニワークスコラボ。

戦利品。もこもこしてるのはもこもこパスケース。容量は大きいけどカードが1枚しか入らない逸品。

見れてないのも多いから、DVD欲しい。

「DevOpsな現場で求められる「インフラがわかるデベロッパ」とは?」に参加してきた。

もう1週間以上前だけど、9/27に「DevOpsな現場で求められる「インフラがわかるデベロッパ」とは?」に参加してきた。スピーカーはペパボの@ume3_さん。
発表資料などはこちら。
開発者にむけてDevOpsな現場で求められる「インフラがわかるデベロッパ」とは? というテーマで話してきた発表した話 : インフラエンジニアに成る

私はにわかOpsなので、Ops視点で聞いてました。大変面白かった。
以下、内容に触れつつ感想など。

  • ここ数年のOps側の変化
    • クラウドの登場による、インフラのコード化
    • そしてOpsのコード化
      • 例:Puppetで手順書のコード化

ということで、Opsがコードを書く時代になってきています。確かにコードを一行も書かないでインフラ構築するというのは、今は考えられないかも。


そして、そんなOpsがDevを見ると、

  • Devはツールや文化が整っている

Devのこの辺りの充実は、うらやましいなーと思った。


で、Opsはどうするかというと、乗っかる。

  • Devの文化に興味を持つ、Devのツールを使う

一方でDev。

  • Opsにおまかせ」をなるべく減らして
    • Opsが見ているもの(ログとか)を気にしたり
    • Ops管理の設定ファイルを把握したり


そして、DevOpsの関係を象徴的に示すのが、githubの使い方。端的に言うと、

  • 互いにやりたいことを Pull Request できる関係

この言葉が一番印象に残った。


そんな関係を作るにはどうすれば?

  • DevOpsな環境に居れば自然とDevOpsな人になる

(それはそうでヤンスが……)
DevもOpsも互いを知らないと仕事が回らない環境というのかな。そういう環境を如何に作って如何に根付かせるかがDevOpsのキモなのかなーと思った。
トップダウンで作れば早いかもしれないけど、一部のDevとOpsボトムアップ的に進めてくのもアリかもしれない。


あとは、講演会に直接は絡まないけど、個人的に思ったことなどをつらつらと。

  • Devに比べてOpsの文化やツールは明文化されてない?
    • 文化?
      • Opsの仕事の仕方的なものって、インフラエンジニア養成講座とかに少し書いてあるくらいしか読んだことがない気がする。
      • あとWebオペレーションズか。
      • その辺が語られにくいのがインフラの文化なのかしら
    • ツール……
      • NagiosCacti
        • ちょっとレイヤーが違う気がする。
      • 構成管理にpuppetとか?
      • 設定ファイル管理にgitとか、タスク管理にRedmineとか
        • 目的が同じならDevと同じツールも違和感なく使ってる

自分のいる環境の文化とかツールを明文化してみると面白いかもしれない。

台湾すげえ


台湾に行ってきた。

台湾は、実質的には"台湾共和国"である。
しかし国名は、中華民国になっている。
この中華民国という国名は、一個の空想と一個の現実でなりたっている。空想とは中国大陸のすべてとモンゴルやチベットまでこの台湾(中華民国)のものだということである。むろん、世界中のたれもが――むろん台湾人もふくめて――こんなばかなことを信じていない。

引用はすべて司馬遼太郎の『街道をゆく 40 台湾紀行』から。

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